専門出版社として、世界における獣医療の最新知見を、お届けしています。

内容紹介

本書は眼の特徴を理解した上で，眼科検査から治療方針を組み立てるまでの知識と技術，検査結果に基づいた眼科治療薬の選択そして眼科手術の進め方と術式の選択について活用できるように編集してある。また実際に診察した治療症例をもとに，処方された薬物はもちろんのこと用法，用量も記した。眼科手術についても症例で得た資料から記述したものである。これは一貫性のある治療展開を重視したためである。
　小動物臨床における獣医療の内容は，1．罹患疾病に対する獣医学的対応，2．罹患動物の飼育環境，3．罹患動物に対する飼い主の理解と熱意によって決定される。臨床を行っている限り獣医療の内容は限りなく改善しつつ進歩している。しかし，時として，上述における獣医療の決定要因の一つでも対応に欠いた場合は，獣医療行為そのものが意味を失うこともある。本書はコンプライアンスの向上を目的とした対応についても記述した。
　このような主旨から，本書はカルテ，スライドやビデオなどの資料を骨子として仕上げた成書である。

著者一覧

目次